看護業務は、国家資格である看護師免許を有していないと行うことができません。
ただ、看護師免許を有しているだけでは不十分で、より患者のためになる接し方を身に付ける必要があります。
そのために必要なスキルとしては、まずコミュニケーション能力です。
積極的にコミュニケーションをすることで、患者との距離が縮まって信頼されるようになります。
患者の心理としては、注射針を刺されたり薬の用意などは信頼できる人に任せたいという気持ちが強いでしょう。
患者に信頼されるためには痛くない注射の技術なども必要ですが、コミュニケーションを重ねるのが一番の近道です。
毎日会話をすれば患者の状態も確認できるため、必要不可欠な行動です。
コミュニケーション能力に問題を抱えていても、仕事だと割り切って努力する必要があります。
患者の状況や症状を聞いて適切な判断をするヒアリング能力も大切です。
ヒアリングをして自分一人で対処できる問題なのか、それともヘルプや他の部署へお願いするかどうか判断しなければなりません。
この判断を間違えると、患者のみならず職場全体に迷惑をかけてしまいます。
もちろん新人の頃は自分一人で仕事を抱え込み過ぎて非効率的になってしまうなどミスも多いですが、経験を積み重ねることで一人前になれます。
患者を次々と効率良く検査するだけが、看護師の仕事ではありません。
看護学校でも学ぶことですが、スピードだけではなく患者を尊重する気持ちを持って仕事をする必要があります。